2016年個人的映画ベスト



正直ランキングをつくるほど今年は映画は観れていませんが、まあ閑話休題ということでお付き合い宜しくお願いします。

ちなみに今年は合計28本の新作を観ました。(今年時間があればローグワンとドントブリーズを観に行く予定です。)
リストは以下の通りです。

1. ブリッジ・オブ・スパイ 2. クリムゾン・ピーク 3. ベテラン 4. ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出! 5. イット・フォローズ 6. サンローラン 7. ヤクザと憲法 8. 残穢-住んではいけない部屋- 9. オデッセイ 10. マネー・ショート 華麗なる大逆転 11. ヘイトフル・エイト 12. 僕だけがいない街 13. ボーダーライン 14. アイアムアヒーロー 15. デッドプール 16. サウスポー 17. 貞子vs伽倻子 18. ロスト・バケーション 19. ペット 20. シン・ゴジラ 21. ライト/オフ 22. ハイ・ライズ 23. スーサイド・スクワッド 24. メカニック ワールドミッション 25. ジェイソン・ボーン 26. ザ・ギフト 27. ソーセージ・パーティー 28. エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に


1位 アイアムアヒーロー



日本発のゾンビ映画。原作も見た事ありますが、ドキドキ、ワクワクが純粋にできた作品。文句無しの面白さ。



2位 エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に



観終わってもすぐにまたこいつらに会いたくなった作品。リンクレイター作品はどれも最高です。


3位 デッドプール



全てをギャグと下ネタにするキャラクターなど、とても共感できた作品。ライアン・レイノルズ演じるデップーの人間臭さと芯の強さに泣かされました。



4位 貞子vs伽倻子



本編はもちろんニコ生などを含め映画が始まるまでの色々な仕掛けも楽しめた一作。やはり白石監督は期待を裏切らないです。ミュージアム-序章-も胸糞注意ですが白石節炸裂。


5位 ヘイトフル・エイト



音楽含め全てがかっこいい。日本では監督の希望するスクリーンがなかったため、全てのよさが分からないですが、個人的にはそういう配給する側(僕の場合セレクトする側)立場も少し考えさせてくれた作品です。



その他にも残穢やボーダーラインなど大好きなものも多く、正直順位づけに意味はあまりありません。というか、選べません!
(期待が一番大きかった分)一番がっかりしたのはスーサイド・スクワッドですが笑 

大作など観たい映画が全く観れてないので、そもそもが順位づけに無理があるかな。。


いずれにしろ、映画は自分の考えに多大な影響を与えてくれますので、今後も映画館に行ける時は行きたいですね。


Jason Bourne



25. ジェイソン・ボーン

監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、アリシア・ヴィキャンデル、トミー・リー・ジョーンズetc


新しい幕開けとなる "ボーン・シリーズ"。

過去作も全て観ていますが全く記憶にない状態で鑑賞(笑)したので、過去作とのリンクなしの感想として読んでください。

まず何と言っても、アテネでの暴動の中でのアクションにはシビれました。
とてもリアルで緊張感あるそのシチュエーションは緊張感あるアクションと相まって、素晴らしかったです。

アクションシーンのめちゃくちゃ細かいカット割りも、この監督の持ち味なんですね。
決して分かりにくくはなく、スタイリッシュに仕上がってました。
少し目が回りそうな気がしましたが、これも大画面で見るからなのか持ち堪えれました。

ボーンの最強人間兵器感はもちろん、個人的によかったのはアリシア・ヴィキャンデル演じるヘザー・リー。

可愛いのはもちろん冷静沈着かつ随所に見せる野心のボーンガール。今回で一番大好きなキャラです。

しかし、さらにその上を行くボーン。爽快でしたね。

今後の作品も楽しみになる作品でした。





次はジョエル・エドガートン初長編作品監督「ザ・ギフト」を観る予定。

Mechanic: Resurrection



24. メカニック ワールドミッション

監督:デニス・ガンゼル
出演:ジェイソン・ステイサム、トミー・リー・ジョーンズ、ジェシカ・アルバetc


久しぶりの映画の投稿です。


今回はハゲ界最強の呼び声高い我らがステイサムの最新作。
正直チャールズ・ブロンソン版オリジナル、そして前作のリメイク版は観ておりませんので、ご容赦ください。


何はともあれ、ステイサム全開の映画で個人的には大好きです!


簡単にストーリーを説明すると、元は幼馴染的な金持ち武器商人に人質(ジェシカ・アルバ)をとられ、
そいつの商売敵3人を事故に見せかけて暗殺するというミッション。


どのレビューでも書いているように、まずテンポが素晴らしい。
飽きずにどんどん虐殺をおこなっていきます。ステイサムのキレも半端ないです。
個人的にはキアヌ・リーブスの「ジョン・ウィック」を思い出しました。
(映画秘宝でもチラッとガン・フーに触れてましたね)

ただ、一人目は事故なのかどうか怪しいですし笑、二人目も事故は事故に見えますが、その死に方の描写は笑ってしまいました。


とにかくツッコミどころ満載ですが、それでもステイサムならと納得させるステイサムには脱帽です 。
...というか、やっぱりツッコミどころはないですね笑


劇中のトミー・リー・ジョーンズの変なキャラもそうですが、スタイリングがとてもかっこよかったのが印象的です。


ステイサムファンには当たり前、何も考えずスカッとしたい人におすすめです。







グリーン・インフェルノ



Material:Wool 100%
Colour:Bottle Green
Size:XS, S
Price:¥32,000+TAX


老舗ニットメーカーJohn Smedleyとのコラボレーションによるこのニットはなんといっても、その深みのあるグリーン。

けれど、"画像じゃそのよさが伝わらない" という、あの決まり文句のやつです。

もちろん、このコラボレーションの良さはそれだけではありません。

素材はメリノウール100%のジョンスメドレー産。
とにかくふわふわしていて、その気持ち良さは折り紙付き。

この厚みも "セーターを着ている" という感覚にさせてくれる、ぬくもりが伝わってきます。

シルエットはドロップショルダーに身頃がややゆったりとした、現代的なオーバーサイズシルエット。
ここらへんのシルエットがLOU DALTONらしく、大袈裟でもなく物足りなくもない
コンテンポラリーなデザインだと思います。

両者のブランドのよさをしっかりと引き出した、逸脱なコラボレーション。

店頭でお待ちしております。

※実物は画像よりもより緑がはっきりと見れます。






メール・電話での販売(送料・代引き手数料無料)も承っております。お気軽にお問い合わせください。



We also ship world wide. Please contact info@nighthawks-fk.com for any international shopping inquiry.








NIGHTHAWKS
住所:810-0021 福岡県福岡市中央区今泉2-3-21 松永ビル201
電話番号:092-762-7731
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DUST magazines









DUST magazineの最新号からアーカイブまでオンラインにアップしました。


先月パリにバイイングに行った際にDUST主催のパーティーに行ってきましたが、
クラブの中はパンパンで全く身動きが取れないほど。


改めてDUSTの勢いを感じましたし、今買うべきマガジンだと個人的に思います。


雑誌というよりも写真集に近い圧倒的なクオリティ。
コレクターアイテムとなるマガジンです。


ぜひこの貴重な機会にどうぞ。


Issue #8でPetter De PotterとコラボレーションしたTシャツ類も発売中です。
往年のRaf Simons好きにはたまらないアイテムとなっています。
ぜひこちらもご覧になってください。






DUST magazine ARCHIVE

現在DUST Capsule Collection発売に合わせて、特別にDUST magazine issue 1から最新刊までを集めて展示しております。

個人的には世界のメンズのファッションマガジンにおいて、3本の指に入るほどかっこよく、今観るべき雑誌だと思っています。

日本の雑誌とは全くベクトルが違いますので、新しい価値観を感じられると思います。

このようにアーカイブまで展示しているのは当店だけです。なぜなら、今ではとても貴重で手に入ることが出来ないから。
DUSTにも直接聞きましたが、1号はもちろんその他数号もすでにないとのことで、手に入れることは難しいです。

ぜひこの機会に店頭までお越しください。

※7月からはマガジンの発売もオンラインストアで行います。



DUST magazine issue #1 SEEDS



DUST magazine issue #2 ROOTS



DUST magazine issue #4 OUT-OUT



DUST magazine issue #5 US




DUST magazine issue #6 MULTITUDE



DUST magazine issue #7 PRESENTATION



DUST magazine issue #8 EUROPE



DUST magazine issue #9 DUST DASHTAN


DUST CAPSULE / WEARABLE PAGES


DUST magazine2010年にロンドンで誕生し、現在はベルリンを拠点とするファッション&アートマガジン。ユースの領域を探求し続け、創刊以降その確固たるアイデンティティと強烈なヴィジュアルイメージで新たな視点を提示し続けている。

そのDUSTがこの度発表した初のカプセルコレクション、”DUST CAPSULE / WEARABLE PAGES” では、コラボレーション相手にグラフィックデザイナー兼アーティストのPetter de Potter(ピーター・デ・ポッター)を起用。アントワープ王立アカデミー出身の彼は、抽象芸術やパンク、デモンストレーションなどにインスパイアされたグラフィックを特徴とし、またRaf Simonsの古くから友人としてコレクションのアートワークを数多く手がけてきた事でも知られている。

今回のコラボレーションでは、DUST issue 8で掲載された彼の “Young King New Castle” ストーリーをフィーチャーし、それらのイメージをTシャツやパーカーにプリントしてリリースされた。

NIGHTHAWKSでは彼らの姿勢に強く共感し、カプセルコレクションのアイテムは勿論のこと、今では貴重となったDUST magazineのアーカイブから最新のissue 9までを一堂に揃え、DUSTの世界観を演出。

是非この機会にDUSTが探求するユースの新領域に触れてほしい。



明日6/18(土)12:00から販売開始です。オンラインにも順次アップしていきます。









                                   

                                          NIGHTHAWKS Online Store

Deadpool



2016年春夏シーズンのデリバリーも落ち着いてきました。

が、今月は以前からアナウンスしている日本初上陸のアイウェアブランドBLYSZAKに加え、ベルリンからスペシャルなカプセルコレクションが届きます。

もう少しで詳細をアナウンスできますので、今しばらくお待ち下さい。

また、来週からはロンドンを皮切りにSS17コレクションが始まります。

今回からは買い付け日記的なのもしたいなと思っているので、楽しみにお待ち下さい。







15. デッドプール

監督:ティム・ミラー
出演:ライアン・レイノルズ、モリーナ・バッカリン、エド・スクレイン、T・J・ミラー、ジーナ・カラーノetc


映画秘宝でもバンバン表紙を飾りまくるデップー、公開初日に観てきました。

とにかく画面の中で暴れまくるデッドプール!

90%以上は下ネタで、さらに第四の壁を破りまくり観客に話しかけてくるなどとにかくルール無用の演出は見ていて笑いっぱなし。

かと思えば、冒頭にデップー自身が「これはラブストーリー」と説明する通り、純粋な愛の物語でもあるし、途中少しうるっとしてしまった場面も。

音楽はデスロードを担当したトム・ホルケンボルフakaジャンキー・XL。すぐにレコードでサントラ買いました。

エンドロールまで下ネタを突き通し、そしてマーベルお約束のエンドロール後のおまけも笑わせてくれます。

評判の高い吹替も見れたら見る予定。おすすめです。

Raf Simons Recent Interview on The Telegraph


本日は当店の事とは全く関係ないポストですが、ファッションが好きな一人として、またこの業界に置く身として興味深かったので取り上げます。

The TelegraphにポストされたRaf SimonsとデンマークのテキスタイルメーカーKvadratとのコラボレーションについてのインタビューです。
特に気になった箇所だけ取り上げます。

「最近の(カルチャーの)消費は異なっています。見てスワイプして、見てすぐ次、見て次、次、次、次...それでは会話や没頭もしにくいでしょう。私たちに影響を与えるものはあまり多くありません。だから私たちが何かを選んだ時、それを徹底的に掘り下げます。それを調べて、フォローして、理解しようとします。好きか嫌いか関係なく、それについて会話もします。」

「とても美しいファッションハウスで、その歴史に携わる事が出来たのは素晴らしかったです。しかし、結局は私にとってはそれはトゥーマッチでした。Diorを離れた事は間違いだったと今は思うか?いえ、そうは思いません。それは素晴らしい経験と時間でした。私はこんな短い期間でDiorを離れるとは思っていませんでしたが、また長期間の契約をそこで結ぼうとも思っていませんでした。だからそれは複雑でしたし、離れる事に決めました。」

「ファッション業界が選んだシステムが原因の一部にあります。どんどんスピードが加速しています。私を含むクリエイティブな人々がこの流れにあります。もしこのスピードの中で働くなら、多くの事を失うと思います。」

かなり要約していますが、Diorとの関係、そしてファッション業界のスピードについて言及しています。
ファンからすると多くの新しいコレクションを見れるのは嬉しい反面、ここまでクリエイターが辛く結果流れ作業の中で作られた洋服を見る事になるのは残念なことで、それはただの消費にしか繋がらないような気がします。

ありえない話ですが自分に置き換えてみるととても出来る事ではないですし、受け皿としてデザイナーの苦悩とそこから生まれるものを少しでも理解しようと見逃さないようにしようと改めて思います。

The Hateful Eight


11. ヘイトフル・エイト

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リーなど

☆☆☆☆☆/5点満点

やっと観に行けた「ヘイトフル・エイト」、最高に面白かったです。

とにかく出てくる奴らの癖の強さというか、胡散臭さというか最高にイカしてました。
そして、種田洋平氏が担当したミニーの紳士服飾店の雰囲気も素晴らしく、その中で繰り広げられるミステリーは緊張感がつねに漂っていました。

タランティーノが長年共に働きたいと願っていたという作曲家エンニオ・モリコーネのスコアもよかったです。
特に冒頭のシーンの音楽は、これから起こる不吉な事を充分に予感させる重厚で素晴らしいスコアだと思います。

特に好きなシーンは、終盤差し掛かりのサミュジャク演じるマーキス・ウォーレンの大演説。
とにかくエゲツなく、ドン引きしてしまいました笑
それほどサミュジャクが素晴らしかった!

他には全編血だらけのデイジー・ドメルグ役のジェニファー・ジェイソン・リー。
恥ずかしながら初めて彼女を知りましたが、一気にハマりました。

というか、全員素晴らしかったです!

欲を言えば、アメリカに行って70mm版を観たかった。。

というか、タランティーノは凄い事をやっていますね。
この姿勢は見習うところばかりだし、ジャンルは違えど受け皿としてしっかりしないといけないとも思えました。

とにかく168分という長い映画ですが、全く長いと感じず、終わった後すぐにまた観たいと思える程最高でした。





The Martian



9. オデッセイ

監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステイン・ウィグ、マイケル・ペーニャなど

☆☆☆☆/満点は☆5個

ずっと観たかった映画「オデッセイ」をユナイテッド・シネマ キャナルシティ13の2Dで観てきました。

結果は面白かったです!

前半は爆笑シーンが多数!特に、マーク・ワトニー(マット・デイモン)が実は生きていた事に気付いたNASAの面々が彼は孤独でどんな心境でいるか心配しているところ、次のカットでシャワーを浴びたワトニーがメリッサ・ルイス船長(ジェシカ・チャステイン)の音楽の趣味をディスっているシーンは鉄板ながら爆笑してしまいました!

他にも、水を作る時に爆発して吹っ飛ばされるタイミング、その後のまるで漫画みたいな髪がチリチリになって煙が出ているところなど笑

後半になるにつれ、ドラマ要素が強くなっていきますが、演出の妙なのか、あまり重くなりすぎず軽快なテンポで進んでいきます。

それは要所要所のディスコ音楽の使い方や、食料に困っているはずなのになにかしら食べているシーンが多かったり笑、あとはビデオに残すためのワトニーの軽快な独り言などが、そう感じさせたのかなと思いました。

後半は専門用語も多く、少し分からない場面など少なくなかったですが、それもこのテイストには合っている気がします。

今の自分に共感出来るところが多かったので、のめり込んで観る事ができました。



Instagramでも最新情報などを発信しています。ぜひチェックしてみてください。





店舗が入っている建物の画像です。上人橋通りの薬院六つ角寄りにあります。
左下の階段から上がって、奥までお進みください。



住所:福岡市中央区今泉2-3-21 松永ビル201
電話番号:092-762-7731
Eメールアドレス:info@nighthawks-fk.com
営業時間:11:30-20:00(木曜日定休)
*3月から木曜日を定休日とさせていただきます。


We Are Open!


「NIGHTHAWKS」は明日からオープンします。

場所は福岡市中央区今泉2-3-21 松永ビル201です。上人橋通り沿いの建物の2階になります。(上の写真がその建物です。左下の階段からお上りください。)

取り扱いブランドは、CMMN SWDN、Eesett&Co、Emiliano Rinaldi、Lou Dalton、MariusPetrus、SUNSEAの6ブランドになります。

まだ、3ブランドしか入荷はありませんが、あまり日本で取り扱いのないブランドばかりなので、ぜひご覧にお越しになってください。

何卒よろしくお願い致します。


住所:福岡市中央区今泉2-3-21 松永ビル201
電話番号:092-762-7731
Eメールアドレス:info@nighthawks-fk.com
営業時間:12:00-20:00(不定休)

残穢-住んではいけない部屋-


8. 残 穢-住んではいけない部屋-

監督:中村義洋
出演:竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、遠藤賢一ほか

☆☆☆☆☆/満点☆5個

ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13で「残穢-住んではいけない部屋-」を観てきました。

暫定今年ベストです!最高でした!

いわゆる音で怖がらせたりする演出ではなく、ディテールなどで静かに怖さを演出する手法で、これがとても怖かったです。
ドキュメンタリータッチで進む物語もモキュメンタリーとも少し違う感覚で、新鮮でした。
何よりも私(竹内結子)のナレーションがとても雰囲気があって、よかったです。

ミステリー 要素も素晴らしく、ストーリーはマンションの怪奇現象を調べるため過去に遡っていくのですが、物語が進むにつれどんどん話がつながっていくそのドライブ感も気持ちよかったです。

キャラクターでは平山夢明をモデルにしたという平岡芳明(佐々木蔵之介)が最高です。本当にこのドライブ感を面白がっているような演技が素晴らしかったです。

何よりも一番好きなシーンは、最後に伝説的な心霊スポットに行くところです。
「新耳袋殴り込み」や「狩野英孝の行くと死ぬかもしれない肝試し」的な心霊スポットに突撃する雰囲気がうまく出ており、心霊マニアの三澤哲夫(坂口健太郎)がパシャパシャ写真を撮る細かい芸もニクいです。

お約束的なホラー演出もあり、最初から最後まで楽しませてくれました。

個人的には大傑作!

取り扱いブランド#1:Lou Dalton


まず一つ目はロンドンからLou Daltonをご紹介します。

デザイナーはLou Dalton。イギリスのメンズウェア界でも数少ない女性デザイナーの一人です。

イギリスのシュロップシャー州出身。ビスポークテイラーリングのパタンナー見習いになるため16歳で学校を辞め、その後さらにメンズウェアを学ぶためにロンドンの名門ロイヤルカレッジオブアートに進学します。1998年に卒業後、ユナイテッドアローズのコンサルタントやイタリアのIceberg、Stone Islandといった国内外の様々なブランドで経験を積み、2005年に自身のブランド「Lou Dalton」を立ち上げます。

Lou Daltonのコレクションは、彼女の父親やパートナー、自転車乗り、Justing Haighといった、彼女の人生で出会ってきた男性らから、そして、シュロップシャー州のルーツからの影響が多々見られます。
ウェアラブルなメンズウェアの本質をベースに、アポロ計画から砂漠の住居に住む労働者、テキサスの石油王、そしてタクシードライバーといった様々な点からの興味をデザインに落とし込んでいきます。

これまでDover Street MarketやGrenson、Liberty、Opening Ceremonyといった名だたるストアとカプセルコレクションを生産した経歴も持っています。




via Vogue.com

そして、SS16シーズンのキーワードは "Euphoria(強い高揚(幸福)感)"。
マンチェスターのレーベルFactory Recordsがオープンしたクラブ、ハシエンダを中心としたマッドチェスター・ムーブメントに強い影響を受けています。

ネイビーやベージュといったベーシックな色を基本に、オレンジとブルーを大胆に使って春夏らしくポジティブなカラーパレットが特徴です。アイテム自体はブランドの核でもあるシンプルでクラシックですが、デコルテされたポケットがインパクトを与えてくれます。
また、僕個人がLou Daltonに惹かれる素材使いも特徴的です。Lanificio F.lli Cerruti社とコラボレーションしたテクニカルな素材は素晴らしかったです。

来週デリバリー予定ですので、アイテムも今後載せていきます。

Instagramでも画像をアップしていく予定なので、ぜひチェックしてみてください。

ヤクザと憲法


7. ヤクザと憲法

☆☆☆☆

監督:圡方宏司
プロデューサー:阿武野勝彦

東海テレビが昨年3月に放送したドキュメンタリー番組の劇場版「ヤクザと憲法」をKBCシネマで観てきました。

大阪の指定暴力団「二代目東組二代目清勇会」に密着した本作を観る前は、普段過ごしている世界とは異なる世界が見られると思っていましたが、少なくともこの映像は僕が知っている世界とあまり変わる事はありませんでした。

どの人物もチャーミングで、いわゆる大阪の気のいいおっちゃんという言葉が当てはまる気がします。

川口和秀会長が西成地区を歩くシーンもありきたりな(といっても、道端で倒れている人がいたり土地柄的な映像はあるにしろ)日常の風景を切り取っています。

この映画を観て思い出した映画が去年観た「テッド2」です。
「テッド2」もぬいぐるみのテッドが彼女と結婚するために人権を取るための奮闘を描いたものです。そこでモーガン・フリーマン演じる弁護士がテッドに言った一言「人権を取りたければいい子にしなさい」(言葉は正確ではないですが、このような意味でした)。これを聞いた時、僕は不覚にもそうだと思ってしまいました。しかし、それはセス・マクファーレンの強烈な皮肉、ブラックユーモアが隠されていたことに気付きました。いい子だから人権がある、悪い子だから人権がないという考えがそもそもの間違いです。全ての人に人権がある、これは憲法で定められています。

この当たり前ですが、難しいテーマは本作の核となる部分です。

ヤクザがいいとは決して思いませんが、かといって…

普段考えない事を考えさせられる、とてもいいドキュメンタリー映画でした。

Sanit Laurent


6. サンローラン

☆☆

監督:ベルトラン・ボネロ
出演:ギャスパー・ウリエル、ジェレミー・レニエ、ルイ・ガレル、レア・セドゥーなど

映画「サンローラン」をKBCシネマで観てきました。

冒頭20分ほど寝てしまい、正直まともな感想は言えません。。
ただし事前情報を全く入れていなかったこともあり、思っていた映画とは全く異なるものでした。

とにかく前半はゲイ描写が多かったですね。どの描写よりも生々しく、また入念に描いていたような気がします。
局部をモロ出し(モザイク入り)で、拘束椅子的なのに座って乱交的なシーンもありました(笑)

年代順に進んで行く構成は、突如ストーリーとは全くなんの脈絡もなく、その年に起きた象徴的なことを入れる演出が印象的でした。例えば、ヘルムート・ニュートンが撮影した下の写真の撮影シーンなど。


その他には、軍人が歌っていて次のシーンには朝方工場の外で血まみれで倒れているサンローラン氏というカット。このような事件を知らないサンローラン弱者の僕には唐突すぎるし何の説明もないし、また、前後との絡みが全くないので、それがどのようにサンローラン氏に関係があるのか、また、どれほどの事件だったのかがあまり掴めなかったのがノレない要因のひとつだったと思います。

また少しイラっときたあるシーンが、晩年老いたサンローラン氏が夜中に真っ暗な部屋で映画を見ているシーン。
最初は引きのカットで無表情で映画を見る氏ですが、いきなりカメラがグラッと動いて顔のアップになり、涙を流しているのがわかります。
そのカットがこれ見よがしというか、強調されているのが癪にさわりました。。

ともあれ、最後のコレクションシーンはとてもよかったです。画面を数分割にする演出はライブ感が出ていて、個人的には好きでした。

とにかく、冒頭で寝てしまったのは悔やまれます。。

It Follows


5. イット・フォローズ

☆☆☆☆/満点は☆5個

監督:デビット・ロバート・ミッチェル
出演:マイカ・モンロー、キーア・ギルクリスト、ダニエル・ゾバットなど

TOHOシネマズ天神でイット・フォローズを観てきました。

まず、結論を言うと、とにかく不気味で難解な映画でした。

'それ'はセックスをしたら移され、その後は死ぬまで追ってきます。人の姿(時には友人や家族にまで)をした'それ'は、歩いてしか追ってきません。しかし、確実に追ってくるという設定、そして、その演出は怖かったです。

ただ、謎が多くて難解でした。
'それ'が何なのか(性病という説は監督自身が否定したそうです)はもちろんですが、ところどころに出てくる少年やプールでのシーンなど。
その謎がこの映画をさらに不気味にしているようにも思えます。

個人的に感じたことですが、映像がとてもおしゃれだと思いました。洒落た音楽に差し替えれば、それいう映画にもなりえるような。

また終わった後の余韻も少し寂しいというか悲しいというか、言葉では簡単に言い表す事ができないです。

To Paris

明日からパリに買い付けに約1週間行ってきます。

その間はInstagramで日々更新していこうかと思っています。

取り扱いブランドなども徐々に発表していく予定なので、楽しみにしていてください。

パリに行く前に、今夜は待ちに待った「イットフォローズ」を見てこようと思います。

ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出!


4. ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出!

監督:白石晃士
出演:岡本夏美、渡辺恵伶奈、松本妃代、大迫茂生、久保山智夏、白石晃士

☆☆☆☆/満点は☆5個

去年から楽しみにしていた4DX専用映画「ボクソール★ライドショー」をユナイテッド・シネマ キャナルシティ13まで観てきました。

恥ずかしながら大好きな白石作品を映画館で初めて観るのに加え、初の4DX体験という初めてづくしの体験は最高でした。(体調が悪かったので観終わった後は、正直気分が少し悪くなってしまいましたが。。)

まずIMAXを観る時にも本編前に流れるシステム案内ムービーが今回の4DXでもやはり流れたのですが、本当にアトラクションのようだと感じました。身長制限や始まる前のスタッフの点検などもその雰囲気を感じさせます。

それを上手く設定に盛り込んだのが、このボクソールです。冒頭シーンは嫌が応にも気分を高めてくれます。

その後は一気に白石ワールド。さながらジェットコースターのように揺れ、水が噴き出し、風が吹き、さらに香りまでありというあっという間の25分間!
「超コワすぎ!FILE-01 恐怖降臨!コックリさん」を観た際にも感じたあのジェットコースター感覚をリアルに体験できただけでも満足です。逆に4DXでもないのにあのようにジェットコースター感覚を味わえる演出はさすがだとも思います。

もちろんコワすぎシリーズのファンとして大迫さん、久保山さんがあのような形で出てきたのはとても嬉しいですね。

何よりもボクソールのエンディングが流れた時、不思議にうるっときてしまいました。あの感情はなにか自分でもよく分かりませんが、白石作品のエンディングには惹きつけられるものばかりです。

料金も1,300円とお得なので4DX童貞の方は、この機会におすすめします!

ちなみにエンディングを歌っているQ'ulleの「Unreal」という曲です。


Veteran


3. ベテラン

監督:リュ・スンワン
出演:ファン・ジョンミン、ユ・アイン、オ・ダルス、キム・シフなど

☆☆☆☆/満点は☆5個

去年の12月に上映された当映画が、やっと先週から福岡にも上陸。T・ジョイ博多で観てきました。

ここ最近の映画は正義対悪が曖昧、もしくは正義対正義という複雑で考えさせられる映画が多い中、この映画ははっきりと正義と悪を分けています。
財閥の御曹司チョ・テオ(ユ・アイン)のクソっぷりの描き方が徹底してます。また、それを支えるチェ常務(ユ・へジン)の嫌らしさも絶妙です。

そして、何よりもよかったのが主役のソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)の裏表のないまっすぐなキャラクター。「新しき世界」でも一番好きだったチョン・チョンを演じてたのは彼でした。
そして、彼のいる広域捜査隊というチームの面々も最高です。ミス・ボン(チャン・ユンジュ)の冒頭で犯人を取り押さえようとするが、タイミングが遅れコンテナに頭を打ち鼻血を垂らして失神するシーンは笑いました。

ストーリーも昨今の韓国情勢を取り入れており、真っ先に思い浮かんだのはやはりナッツ事件です。明るみに出た時は衝撃を受けましたが、やはりこの問題は韓国社会に根強く残っているそうですね。

権力のない人間が権力ある人間に真っ向から立ち向かう様は、まるで小心者の僕を代弁してくれているかのようで(笑)、熱くなります。
ラストシーンももっと徹底的にやってもいいかなとも思ったんですが、そこはやはりリアルを感じさせるあの終わり方で正解だったのかなと。

要所にギャグを盛り込みながらとにかくスカッとするポジティブで熱い作品です。

Crimson Peak


2. クリムゾン・ピーク

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ミア・ワシコウスカ、ジェシカ・チャステイン、トム・ヒドルストン、チャーリー・ハナムなど

☆☆☆/満点は☆5個

ギレルモ・デル・トロ最新作「クリムゾン・ピーク」をTOHOシネマズ天神ソラリア館で観てきました。

今回はゴシックホラーということで世界観ばっちりの衣装、そして、クリムゾン・ピーク(深紅の山頂)にあるシャープ家の屋敷は素晴らしかったです。
絶対に住みたくはないですが、一度は訪れて隅々まで見てみたいとても魅力的な屋敷です。

そして、シャープ姉弟のハマりっぷりがよかったです。特にトム・ヒドルストン。
イーディス(ミア・ワシコウスカ)との夜の営みの時には、イーディスは全く脱ぎもしないのに、トーマス(トム・ヒドルストン)は半ケツを見せてくれます笑

姉のルシール(ジェシカ・チャステイン)の狂気じみた演技も好きでした。

ただし、個人的には映画にノレませんでした。。

まず、全く怖くありません。突然の音などでびっくりすることもたまにありますが、それだけです。怖さに重点を置いていないかもしれませんが、それでも納得いきません。

また、ストーリー自体も先が読める展開で、驚きも何もありません。

最初の亡くなったイーディスのお母さんが幽霊となって「クリムゾン・ピークに気をつけなさい」と警告するシーンは、無駄にイーディスをビビらせてどうするんだ!と思いましたし、後半ミアがシャープ姉弟の企みに気付き、ルシールが淹れたお茶を拒否するシーンがあるのですが、その後にとった行動もバカなのか、と思ってしまいました。。

それでもこの世界観や衣装、シャープ姉弟は見る価値ありだと思います。