The Hateful Eight


11. ヘイトフル・エイト

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リーなど

☆☆☆☆☆/5点満点

やっと観に行けた「ヘイトフル・エイト」、最高に面白かったです。

とにかく出てくる奴らの癖の強さというか、胡散臭さというか最高にイカしてました。
そして、種田洋平氏が担当したミニーの紳士服飾店の雰囲気も素晴らしく、その中で繰り広げられるミステリーは緊張感がつねに漂っていました。

タランティーノが長年共に働きたいと願っていたという作曲家エンニオ・モリコーネのスコアもよかったです。
特に冒頭のシーンの音楽は、これから起こる不吉な事を充分に予感させる重厚で素晴らしいスコアだと思います。

特に好きなシーンは、終盤差し掛かりのサミュジャク演じるマーキス・ウォーレンの大演説。
とにかくエゲツなく、ドン引きしてしまいました笑
それほどサミュジャクが素晴らしかった!

他には全編血だらけのデイジー・ドメルグ役のジェニファー・ジェイソン・リー。
恥ずかしながら初めて彼女を知りましたが、一気にハマりました。

というか、全員素晴らしかったです!

欲を言えば、アメリカに行って70mm版を観たかった。。

というか、タランティーノは凄い事をやっていますね。
この姿勢は見習うところばかりだし、ジャンルは違えど受け皿としてしっかりしないといけないとも思えました。

とにかく168分という長い映画ですが、全く長いと感じず、終わった後すぐにまた観たいと思える程最高でした。