The Martian



9. オデッセイ

監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステイン・ウィグ、マイケル・ペーニャなど

☆☆☆☆/満点は☆5個

ずっと観たかった映画「オデッセイ」をユナイテッド・シネマ キャナルシティ13の2Dで観てきました。

結果は面白かったです!

前半は爆笑シーンが多数!特に、マーク・ワトニー(マット・デイモン)が実は生きていた事に気付いたNASAの面々が彼は孤独でどんな心境でいるか心配しているところ、次のカットでシャワーを浴びたワトニーがメリッサ・ルイス船長(ジェシカ・チャステイン)の音楽の趣味をディスっているシーンは鉄板ながら爆笑してしまいました!

他にも、水を作る時に爆発して吹っ飛ばされるタイミング、その後のまるで漫画みたいな髪がチリチリになって煙が出ているところなど笑

後半になるにつれ、ドラマ要素が強くなっていきますが、演出の妙なのか、あまり重くなりすぎず軽快なテンポで進んでいきます。

それは要所要所のディスコ音楽の使い方や、食料に困っているはずなのになにかしら食べているシーンが多かったり笑、あとはビデオに残すためのワトニーの軽快な独り言などが、そう感じさせたのかなと思いました。

後半は専門用語も多く、少し分からない場面など少なくなかったですが、それもこのテイストには合っている気がします。

今の自分に共感出来るところが多かったので、のめり込んで観る事ができました。



Instagramでも最新情報などを発信しています。ぜひチェックしてみてください。





店舗が入っている建物の画像です。上人橋通りの薬院六つ角寄りにあります。
左下の階段から上がって、奥までお進みください。



住所:福岡市中央区今泉2-3-21 松永ビル201
電話番号:092-762-7731
Eメールアドレス:info@nighthawks-fk.com
営業時間:11:30-20:00(木曜日定休)
*3月から木曜日を定休日とさせていただきます。


We Are Open!


「NIGHTHAWKS」は明日からオープンします。

場所は福岡市中央区今泉2-3-21 松永ビル201です。上人橋通り沿いの建物の2階になります。(上の写真がその建物です。左下の階段からお上りください。)

取り扱いブランドは、CMMN SWDN、Eesett&Co、Emiliano Rinaldi、Lou Dalton、MariusPetrus、SUNSEAの6ブランドになります。

まだ、3ブランドしか入荷はありませんが、あまり日本で取り扱いのないブランドばかりなので、ぜひご覧にお越しになってください。

何卒よろしくお願い致します。


住所:福岡市中央区今泉2-3-21 松永ビル201
電話番号:092-762-7731
Eメールアドレス:info@nighthawks-fk.com
営業時間:12:00-20:00(不定休)

残穢-住んではいけない部屋-


8. 残 穢-住んではいけない部屋-

監督:中村義洋
出演:竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、遠藤賢一ほか

☆☆☆☆☆/満点☆5個

ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13で「残穢-住んではいけない部屋-」を観てきました。

暫定今年ベストです!最高でした!

いわゆる音で怖がらせたりする演出ではなく、ディテールなどで静かに怖さを演出する手法で、これがとても怖かったです。
ドキュメンタリータッチで進む物語もモキュメンタリーとも少し違う感覚で、新鮮でした。
何よりも私(竹内結子)のナレーションがとても雰囲気があって、よかったです。

ミステリー 要素も素晴らしく、ストーリーはマンションの怪奇現象を調べるため過去に遡っていくのですが、物語が進むにつれどんどん話がつながっていくそのドライブ感も気持ちよかったです。

キャラクターでは平山夢明をモデルにしたという平岡芳明(佐々木蔵之介)が最高です。本当にこのドライブ感を面白がっているような演技が素晴らしかったです。

何よりも一番好きなシーンは、最後に伝説的な心霊スポットに行くところです。
「新耳袋殴り込み」や「狩野英孝の行くと死ぬかもしれない肝試し」的な心霊スポットに突撃する雰囲気がうまく出ており、心霊マニアの三澤哲夫(坂口健太郎)がパシャパシャ写真を撮る細かい芸もニクいです。

お約束的なホラー演出もあり、最初から最後まで楽しませてくれました。

個人的には大傑作!

取り扱いブランド#1:Lou Dalton


まず一つ目はロンドンからLou Daltonをご紹介します。

デザイナーはLou Dalton。イギリスのメンズウェア界でも数少ない女性デザイナーの一人です。

イギリスのシュロップシャー州出身。ビスポークテイラーリングのパタンナー見習いになるため16歳で学校を辞め、その後さらにメンズウェアを学ぶためにロンドンの名門ロイヤルカレッジオブアートに進学します。1998年に卒業後、ユナイテッドアローズのコンサルタントやイタリアのIceberg、Stone Islandといった国内外の様々なブランドで経験を積み、2005年に自身のブランド「Lou Dalton」を立ち上げます。

Lou Daltonのコレクションは、彼女の父親やパートナー、自転車乗り、Justing Haighといった、彼女の人生で出会ってきた男性らから、そして、シュロップシャー州のルーツからの影響が多々見られます。
ウェアラブルなメンズウェアの本質をベースに、アポロ計画から砂漠の住居に住む労働者、テキサスの石油王、そしてタクシードライバーといった様々な点からの興味をデザインに落とし込んでいきます。

これまでDover Street MarketやGrenson、Liberty、Opening Ceremonyといった名だたるストアとカプセルコレクションを生産した経歴も持っています。




via Vogue.com

そして、SS16シーズンのキーワードは "Euphoria(強い高揚(幸福)感)"。
マンチェスターのレーベルFactory Recordsがオープンしたクラブ、ハシエンダを中心としたマッドチェスター・ムーブメントに強い影響を受けています。

ネイビーやベージュといったベーシックな色を基本に、オレンジとブルーを大胆に使って春夏らしくポジティブなカラーパレットが特徴です。アイテム自体はブランドの核でもあるシンプルでクラシックですが、デコルテされたポケットがインパクトを与えてくれます。
また、僕個人がLou Daltonに惹かれる素材使いも特徴的です。Lanificio F.lli Cerruti社とコラボレーションしたテクニカルな素材は素晴らしかったです。

来週デリバリー予定ですので、アイテムも今後載せていきます。

Instagramでも画像をアップしていく予定なので、ぜひチェックしてみてください。

ヤクザと憲法


7. ヤクザと憲法

☆☆☆☆

監督:圡方宏司
プロデューサー:阿武野勝彦

東海テレビが昨年3月に放送したドキュメンタリー番組の劇場版「ヤクザと憲法」をKBCシネマで観てきました。

大阪の指定暴力団「二代目東組二代目清勇会」に密着した本作を観る前は、普段過ごしている世界とは異なる世界が見られると思っていましたが、少なくともこの映像は僕が知っている世界とあまり変わる事はありませんでした。

どの人物もチャーミングで、いわゆる大阪の気のいいおっちゃんという言葉が当てはまる気がします。

川口和秀会長が西成地区を歩くシーンもありきたりな(といっても、道端で倒れている人がいたり土地柄的な映像はあるにしろ)日常の風景を切り取っています。

この映画を観て思い出した映画が去年観た「テッド2」です。
「テッド2」もぬいぐるみのテッドが彼女と結婚するために人権を取るための奮闘を描いたものです。そこでモーガン・フリーマン演じる弁護士がテッドに言った一言「人権を取りたければいい子にしなさい」(言葉は正確ではないですが、このような意味でした)。これを聞いた時、僕は不覚にもそうだと思ってしまいました。しかし、それはセス・マクファーレンの強烈な皮肉、ブラックユーモアが隠されていたことに気付きました。いい子だから人権がある、悪い子だから人権がないという考えがそもそもの間違いです。全ての人に人権がある、これは憲法で定められています。

この当たり前ですが、難しいテーマは本作の核となる部分です。

ヤクザがいいとは決して思いませんが、かといって…

普段考えない事を考えさせられる、とてもいいドキュメンタリー映画でした。

Sanit Laurent


6. サンローラン

☆☆

監督:ベルトラン・ボネロ
出演:ギャスパー・ウリエル、ジェレミー・レニエ、ルイ・ガレル、レア・セドゥーなど

映画「サンローラン」をKBCシネマで観てきました。

冒頭20分ほど寝てしまい、正直まともな感想は言えません。。
ただし事前情報を全く入れていなかったこともあり、思っていた映画とは全く異なるものでした。

とにかく前半はゲイ描写が多かったですね。どの描写よりも生々しく、また入念に描いていたような気がします。
局部をモロ出し(モザイク入り)で、拘束椅子的なのに座って乱交的なシーンもありました(笑)

年代順に進んで行く構成は、突如ストーリーとは全くなんの脈絡もなく、その年に起きた象徴的なことを入れる演出が印象的でした。例えば、ヘルムート・ニュートンが撮影した下の写真の撮影シーンなど。


その他には、軍人が歌っていて次のシーンには朝方工場の外で血まみれで倒れているサンローラン氏というカット。このような事件を知らないサンローラン弱者の僕には唐突すぎるし何の説明もないし、また、前後との絡みが全くないので、それがどのようにサンローラン氏に関係があるのか、また、どれほどの事件だったのかがあまり掴めなかったのがノレない要因のひとつだったと思います。

また少しイラっときたあるシーンが、晩年老いたサンローラン氏が夜中に真っ暗な部屋で映画を見ているシーン。
最初は引きのカットで無表情で映画を見る氏ですが、いきなりカメラがグラッと動いて顔のアップになり、涙を流しているのがわかります。
そのカットがこれ見よがしというか、強調されているのが癪にさわりました。。

ともあれ、最後のコレクションシーンはとてもよかったです。画面を数分割にする演出はライブ感が出ていて、個人的には好きでした。

とにかく、冒頭で寝てしまったのは悔やまれます。。