Hender Schemeに続いて立ち上がったのはイタリアを拠点とするGR10K(ジーアールテンケー)。リブランディングをしてから3シーズン目を迎える新進気鋭のブランドです。
今年の1月パリで携帯をスられ意気消沈で見に行ったGR10Kのショールーム。そこには(どこか素っ気なく見える)新作とマスを掻かされている軍人が延々流れているビデオインスタレーションとコンセプチュアルなルックブックが。気持ちが落ちていたのもあり何が何だか分からないし、ちょっとした倒錯感がそこの空間にはありました。でも、それもGR10Kのクールさに繋がっているんだと今は理解しています。
まずファーストデリバリーで届いたものはニットやシャツなどのトップス類、パンツ、小物。
県外の方には伝わらないかもしれませんが、当店隣に有名なミリタリーショップがあるんですがそこに並べられてもおかしくない、いや実は並んでるでしょ的なツラばかり。なんだけど、やはり着ると違う。華やかでもないし、かと言ってモード的でもない、はたまたテック系とも少し違う。この言葉では表現しにくい感情をデザインに落とし込んでいるのが魅力の一つかも。
それぞれ1型ずつ元ネタがあるのもブランドの特徴。そこにファクトリーの財産でもある膨大な生地を使用する。そしてデザイナーJoshuaの抜群のセンスで僕らに魅せてくれる。
個人的に僕が感じるのはCOTTWEILERもそうでしたが、圧倒的ヨーロッパのリアルなストリート要素。それはファッショナブルな人たちではなく、本当にそこら辺を歩いている人たちのかっこよさ。おしゃれじゃないけど、なんかかっけーよね的な。本田△。これが感じられるからこそ僕は好きだし、反面伝えるの難しいなとも思ったり。そこは皆さんが夜な夜な培っている妄想力で補ってもらうしかないですね。
ということで、久しぶりのブログは書き方が中々思い出せず、前のように読んだ人全員が感動して涙するとまではいかないかもしれませんが、これからまた少しづつ書いていきますのでよろしこ。